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★技能五輪全国大会で金賞、銅賞を獲得 飛驒産業の2氏

大会で製作に取り組む浦谷大司氏㊤と川辺瑞葵氏㊦

 飛驒産業(岐阜県高山市)は、11月13~16日の4日間、愛知県で開かれた第58回技能五輪全国大会に岐阜県代表として出場した同社従業員の浦谷大司氏(23)が家具部門で金賞、川辺瑞葵氏(22)が銅賞を受賞したと発表した。
 技能五輪全国大会は、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に技能競技を通じて努力目標を与えるとともに、国民に技能の重要性や必要性をアピールすることを目的として実施されている。
 家具部門では事前に課題の図面が配布され、当日に一部仕様が変更される方式でキャビネットを2日間で11時間かけて製作する。

会社初の金メダルに感謝

 浦谷大司氏(飛騨職人学舎卒、工房勤務) 当日、課題の変更点が多かったですが、練習でやってきたことや、普段の仕事での考え方や知識を生かして冷静に対応でき、飛驒産業の一員としての家具づくりができました。ここまでやれたのも周りの人のおかげなので、感謝しかありません。100周年で会社初の金メダルを取れたことは誇らしく、望んでいた恩返しの形でもあるため、諦めずかなえられてうれしく思います。

最善を尽くしたが反省も

 川辺瑞葵氏(飛騨職人学舎卒、工房勤務) 課題の変更点がかなり多く、周りと相談をして作戦を練りました。当日は提出できるかどうか、ぎりぎりの状態で、その中でも最善を尽くしましたが、終わってみると「ああすればよかった」という反省もありました。途中諦めかけましたが、周りの人がたくさん応援してくれたので、諦めずになんとか形になり提出できました。来年は反省点を生かし、仕事にもこの経験を生かしたいです。

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