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島忠、横浜に新業態店 SDGsの取り組み強化 市とパートナーシップ締結

 家具とホームセンターの複合店舗を運営する島忠(さいたま市中央区、岡野恭明社長)は10月14日、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを強化するため、横浜市と民間事業者が共同で運営するヨコハマSDGsデザインセンターとパートナーシップを締結したと発表した。取り組みの一つとして同社は、SDGsをコンセプトとしたライフスタイルストアを2021年夏に横浜市中区にオープンする。新店舗では、SDGsに準じた考え方で製作された家具の取り扱いや、不要家具の引き取り、再生利用などで関係企業と協力を進めていくとしている。

 同社は新店舗の開設に向けて、地域課題の解決やSDGs実現のコンセプトに共感するさまざまな企業・団体とのパートナーシップの構築を進める。店舗に設置予定のSDGsギャラリーのコンテンツ開発、SDGs関連商品の選定などに取り組む。
 協業先として、地産地消の原材料を使い、フードロスの課題解決に取り組んでいるカフェレストランなどを例に挙げている。
 取り組みの具体的な内容としては▽農家などで出荷できない異形の野菜の取り扱い▽廃材などを利用して製作・製造された雑貨・日用品類の取り扱い▽SDGsに準じた考えで製作・製造された商品(家具・雑貨・日用品・食品類)の取り扱い▽不要家具の引き取りや再生利用―など。
 ヨコハマSDGsデザインセンターは「SDGs未来都市・横浜」の実現を目指し、環境・経済・社会的課題の統合的解決を図る「横浜型大都市モデル」の創出に向け、企業・団体など多様な主体との連携によって課題解決に取り組む中間支援組織。横浜市が「SDGs未来都市」に選ばれたことを踏まえ18年11月に発足した。
 新店舗は中区新山下3―2―15、富倉興業倉庫跡地に出店予定。

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