ニュース2020.07.29
木の総合文化・ウッドレガシー推進協議会(原口博光会長)はこのほど、建築家の隈研吾氏と、藤田代表取締役社長の藤田勲氏が同協議会顧問に就任したことを明らかにした。
隈研吾氏は1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで20カ国を超す国々で建築設計を手掛け、日本建築学会賞、国際木の建築賞(フィンランド)、国際石の建築賞(イタリア)などを受賞。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。また、日本を代表する国産材ブランド家具のデザインも手掛けている。
一方の藤田勲氏は、熊本県の大型複合商業施設などを経営する藤田(熊本県球磨郡錦町)社長や一般財団法人神城文化の森藤田財団会長を務める傍ら、木の文化の伝道師(内閣官房・地域活性化伝道師)として、30年間にわたって銘木を収集・展示するなど、日本の木の文化を守り、次世代へ継承するための活動を進めてきた。
木の総合文化・ウッドレガシー推進協議会は、日本の森林の自然環境の循環が大きく変化しつつある中、林業・木材産業の振興に必要な政策立案や実現について、国会、政府、行政などに提案を行ってきた。
協議会は「会の理念・目的を広め、国産材の活用や日本の風土を守る国民運動を進めていくため、両氏に顧問就任をお願いした」としている。
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