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学習・在宅ワーク家具特集⑥ 小島工芸 初のリビングアイテム披露 堅実な作り リモートにも最適

きっちりと空間を分けることができるハイタイプのパーティションボード
ロータイプを組み合わせた段違いのパーティション。気配は感じるがプライベート感を得られる

 書斎家具の老舗である小島工芸は6月24日、構想・開発に3年の歳月をかけた初めてのリビング向けアイテム「パーティションシェルフシリーズ」を東京ショールーム(東京都江戸川区)で披露した。在宅勤務やリモートワークにも適応した製品としてさまざまな工夫が施されている。
 背板のないオープンな収納が特徴で、空間を明確に分けるハイタイプと、積み重ねや移動が可能なロータイプの2種類。
 ハイタイプは、高い収納力と間仕切り効果を誇り。シェルフを背にワークスペースを設置すれば、ウェブ会議中も家族に邪魔されにくい空間となる。同社は、背が高い分、圧迫感を感じる場合は、視界が抜けるよう、上段に低めの物を置くなどの工夫を推奨している。
 ロータイプは、積み重ねて使うことができ、上段と下段の向きを逆にするなどレイアウトの自由度が高いのが特徴。ロータイプ用キャスター台を取り付けることで可動式のパーティションにもなる。
 カラーはウッディホワイト、チェリーナチュラル、ウォールモカ、ウェンジの4色。本体と内部ボックスの色をそれぞれ変えると16通りの組み合わせができる。幅は70㌢と90㌢。
 価格はハイタイプ70㌢幅が11万9000円(税別)、ロータイプ70㌢幅が9万8000円(税別)から。
 定評のある同社の堅実な作りを基本として「今までにない切り口で開発した。今後もリビングアイテムを増やしていく」(営業部)という。
 ほかにもロングセラーの奥行き41㌢シェルフ「ニューオファー」の幅を120㌢からコンパクトな60㌢に変更。吉野産ヒノキ材を使った「日本の机シリーズ」はLEDスタンドを標準装備した。「活字離れが進む中で、書斎家具のメーカーとしての存在価値をいかにアピールするか考えた」(同)という。

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