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★バウハウス「ウルムスツール」継承 木組みの技術極めた「引き出しスツール」販売 メトロポリタンギャラリー

バウハウス・ウルムスツールの技術を継承した「引出し付きスツール」
釘は一切使用せず木組みの技術を駆使している

 インテリア用品の輸入やオリジナル家具を製造販売しているメトロポリタンギャラリー(東京都港区)はこのほど、ドイツ・バウハウスの「ウルムスツール」の流れをくむ「引出し付きスツール」を国内販売することを明らかにした。6月25日から予約受付を開始する。
 ウルムスツールはバウハウスの理念を継承するウルム造形大学で学生たちが腰を下ろすための道具として1954年に作られた。伝統的な木工技術である「組継ぎ」、「相互矧(は)ぎ」、「くさび細継ぎ」などの工法が用いられ、釘を一切使用しないつくりなど、構造的にも非常に高い技術に裏打ちされた製品だったという。
 1962年に、スイス出身のデザイナー、マックス・ビルが、このウルムスツールの発展形として引出し付きスツールを設計した。引出しは追加された2本の貫木によって支えられ、抜け落ちないように木製のダボで固定されている。シンプルなフォルムと素材、釘を使わないつくりをそのままに、生活の中でフレキシブルに使用できる高い実用性を備えているのが特長。スイスの家具ブランド、ヴォーンベダルフが製造している。
 スツール本体はスプルース(米唐檜)材、床設置部・貫木はビーチ材、引出し底部はポプラ合板で、サイズは高さ440㍉、幅390㍉、奥行き300㍉。価格は5万8300円(税込み)。

スイス出身のデザイナー、マックス・ビル

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