ニュース2020.06.17
大瀧ホームインテリア(栃木県真岡市、大瀧雅一社長)は6月17日、同社が日本総代理店を務めるヨーロッパの老舗寝具ブランド「COCO―MAT(ココマット)」の専門店を東京都江東区に完成した大型商業施設、有明ガーデンにオープンした。新店舗は「COCO―MAT有明ガーデン」(東京都江東区有明2―1―8)で、同ブランドの専門店開設は国内初。
同社によると、新店舗で販売されるココマット・マットレスは、ココナッツ繊維など天然素材を使用し、金属バネを使っていないことや、ベッドは通常2層の日本のベッドと異なる4層仕立てが特徴。
マットレスは複数の層を積み重ねた構造で、ココナッツ繊維などの硬い層が体の重量を適切に支え、弾力性のある天然ラテックス層が体の形状に変化して体を包み込む。呼吸器系を癒すという海藻、湿度を調節するサボテン繊維や馬毛なども使っている。天然素材のため96%がリサイクル可能で、環境負荷を軽減し、SDGsの17のゴールのうち12番目の「つくる責任つかう責任」の達成に寄与するとしている。
ベッドは、マットレスを支えるベッドベース、マットレス、トップマットレス、トッパーの4層仕立て。それぞれが体の大小重軽それぞれの部分をサポートし全身を心地よく包み込むのが特徴という。
ギリシャ発の人気寝具
ココマットは1989年にギリシャで設立された。100%天然素材を使用したノンコイルマットレスは、ヨーロッパで高い評価を受け、世界300以上のホテルチェーンで採用されているという。
大瀧ホームインテリアによると、ココマットは、金属コイルや素材に対する考え方の違いから、これまで日本企業に販売を許可してこなかった。大瀧雅一社長の天然木へのこだわりや、ノンコイルマットレスに対する知識がココマット代表を動かし、日本総代理店として契約を結ぶに至った。
大瀧ホームインテリアは1919年8月、東京都江東区で創業した。COCO―MAT有明ガーデン開設は100周年を迎えた同社が創業の地へ戻る記念事業ともなった。
同社では「ココマットは、日々の生活を楽しくするシンプルな価値観に基づいたライフスタイルを提案する」としている。
COCO―MAT有明ガーデンでは、素材にこだわったもう一つの製品、木製自転車「ウッドバイク」を販売する。この自転車はココマット創業者のPaul Evmorfidis氏が61歳の時、環境保護意識を高め、啓蒙することを目的にアテネからネパールまで7500㌔を走行した際に使用したもので、耐久性も証明されているという。
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