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★家具・建材の抗ウイルス製品や新製品を無料で紹介 設計者らとつなぐ世界最大級のプラットフォーム「BIMobject Cloud」

世界の建築家や設計者のプラットフォーム「BIMobject Cloud」
「BIMobject Cloud」の掲載例

 野原ホールディングスのグループ企業であるBIMobject Japanは、建設資材や家具などの製品データを掲載する世界最大級のプラットフォーム「BIMobject Cloud(ビム・オブジェクト・クラウド)」(https://www.bimobject.com/ja)に家具、建材、設備などの新製品や抗ウイルス製品を無料で掲載するサービスを4月21日から期間限定で開始した。家具業界にとっては、建築家や設計者らへの製品の認知度向上やコントラクト事業の世界市場開拓に活用できそうだ。
 欧米で普及が進んでいるBIM(Building Information Modeling)は、初期段階にバーチャル上で建物の構築を行うことで、設計や施工のミスと工数を減らすことができるシステム。3次元から2次元図面を作成することが可能で、3次元モデルの修正を図面にリアルタイムで反映させることができる。
 同社によると、今回のサービスはBIMオブジェクト以外も対象とし、2019年度および20年度発売の製品のCADデータやPDF、画像データなど最大10アイテムを無料で掲載できる。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、対面での顧客との接点が激減し、メーカーにとって新たな製品発表の場が失われつつあることから、デジタルの力で事業継続をバックアップするとしている。
 無料掲載サービス期間終了30日前までに正式契約の締結がない場合、9月30日で掲載終了となる。申し込み締め切りは6月30日。詳細は https://bimobjectjapan.typeform.com/to/ASM7eY
 「BIMobject Cloud」は、建設資材や設備等のメーカー製品のBIMコンテンツを掲載する世界最大のプラットフォーム。建築家、エンジニア、設計者など約180万人がデータをダウンロードしている。
 同社によると、コロナウイルスの感染拡大による外出規制で在宅勤務が増えていることから、欧州を中心にBIMオブジェクトのダウンロード回数が2月からの約2カ月間で前年比約2倍に伸びている。設計者がデジタル上で積極的に製品情報を収集しており「特に家具のダウンロードが最も多い」という。

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