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東急ステイ飛騨高山 結の湯オープン 飛騨の工房とコラボ 新タイプの観光ホテル

客室「コンフォートダブル」
ツイン和洋室の照明器具

 日本有数の家具産地、飛騨高山に地元工房の家具、工芸品を取り入れた新しいタイプの観光型ホテル「東急ステイ飛騨高山 結の湯」が4月1日、オープンした。
 ホテルの内装や什器は地域工房とのコラボレーションにより制作され、高山の魅力に触れる「旅人と飛騨高山がつながるホテル」をコンセプトとしている。
 JR高山駅前に誕生した同ホテルを運営するのは東急不動産ホールディングスグループの東急ステイ(東京都渋谷区)と、東急ステイサービス(同)。
 両社によると、ホテル建設に当たり地域工房に協力を求めた「工房プロジェクト」をスタート。館内の随所には、飛騨木工や飛騨さしこ、飛騨春慶など高山の伝統工芸が使われた備品が配置されている。このうち家具・木工分野では、飛騨産業、日進木工、シラカワ、柏木工、オークヴィレッジ、木馬舎、柿下木材工業所、木工房大噴火、山口木工所の各社が工房プロジェクトに協力した。
 また9階建ての建物の3~8階の各階には、協力した各工房をテーマとするギャラリースペースが設けられ、宿泊客は展示品を自由に鑑賞できる。
 このほか高山の土産品を販売するショップでは今後、工房連携をきっかけとしたコラボ商品の販売やイベントなども検討しているという。

客室の工芸備品(左から)飛騨牛革のリモコンケース、飛騨春慶塗の置時計、山中和紙のバインダー
4人が利用できるツイン和洋室

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