ニュース2019.08.21
アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)は、旭川デザインウィーク(ADW)開催を控えた6月17日、旭川市内の星野リゾートOMO7旭川で「テクニカルワークショップ」を開催した。旭川でのワークショップの開催は初めて。アメリカ広葉樹の等級格付けと人工乾燥について、専門家を招いて詳しく解説した。
AHEC日本代表の辻隆洋氏は冒頭のあいさつで「アメリカ広葉樹は自然環境に配慮した最高水準の森林管理がなされており、安定供給が可能な木材資源。そして、日本で2006年に施行された改正グリーン購入法、さらには17年に施行されたクリーンウッド法にも対応しうるアメリカ広葉樹環境プロファイル(AHEP)を15年からスタートしている」ことを強調した。
続いて、等級格付け検査官として卓越した経験とノウハウを持つデイナ・スペサート氏が、最新の等級格付けについて説明し、会場に持ち込まれたアメリカ広葉樹製材(昭和木材提供)を前に「ルーラー」というヒッコリーの専用物差しを使って計測し、歩留まり計算して等級格付けするまでを解説した。
スペサート氏は、全米広葉樹製材協会(NHLA)で等級格付け検査官として28年以上務め、2010年から主任等級検査官として家具メーカー、製材会社、建築家など世界中の広葉樹の関係者に対して等級格付けについて説明している。
アメリカ広葉樹製材の等級格付けは、100年以上前にNHLAによってつくられた。現在でも米広葉樹産業の基準となっており、輸出製材等級格付けの基本となっている。
スペサート氏は、格付けについて「まずクリアウッドの比率を測り、最終的にコストがどれくらいになるか、歩留まりがどれくらいかということを判断する。板ごとにどれくらいの大きさで、いくつカッティングを取れるかで評価する」と説明した。
さらに具体的な計測方法や、最上級の「FAS」から手ごろな価格の「No.2Aコモン」などのさまざまな等級について解説した。
広葉樹製材の真空乾燥について研究しているウィスコンシン大学マディソン校森林環境学部教授のスコット・ボウヴィー氏は、アメリカ広葉樹の人工乾燥について実例を挙げて詳しく説明した。
米国では、ほとんどの乾燥が蒸気式という。乾燥は「最初の段階でハイスピードのファンを使うことが重要になる」。ウィスコンシン州ではメープルを扱うことが多く「生木をできるだけ早く乾燥する」ことが白さを保つ秘けつだという。
「私たちの乾燥スケジュールは米国農務省の林産研究所が行った研究を土台にしている」。このスケジュールは、冊子としてまとめられており、各所でローカライズしながら乾燥が行われている。例えば「メープルは130度という乾湿球温度は高すぎるため、その白さをそこなわないように低い温度に設定している」。
乾燥木材の含水率については「米国のどの地域でも6~8%が適切。南部ではもっと高かったり、乾燥している砂漠では数値が違ったりしている。顧客に合わせて含水率を調整することもできる」
ボウヴィー氏は最後に真空乾燥について話した。米国で商業用に利用しているところはまだ少ないが「製材を早く乾燥させることができる。1インチのハードメープルの場合は48時間以下で、明るい色で平らな製材をつくることができる」とそのメリットについて話した。
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