ニュース2019.02.20
来年、創立70周年を迎える大谷塗料は、機能性に優れた塗料を家具メーカーに提供し続けている。
大阪本社を核に、東京、名古屋、熊本工場内に支店を置き、全国400以上の特約代理店を設けて、北海道から沖縄まで販売・アフターサービス網を確立している。
資材購買課長の寺戸和泉さんは入社以来、福岡・大川市で20年以上、家具メーカーの塗装技術を学び、販売に務めた。
「塗装工程まで学んで販売し、新しい塗装機が入ると指導にあたった」。セールスエンジニアとして、メーカーに密着した塗装の販売営業を経験してきた。「今の若手営業マンは、実際に家具を見て触って、家具の塗装の見聞を広げる機会が、当時より少なくなっているので、現場で学ぶことが重要」とアドバイスする。
寺戸さんが薦めるのは、同社の国産材向け塗料シリーズのソリューションだ。まるで塗装をしていないような自然な仕上がりを保ちつつ、汚れや塗膜・材のヤケを防止する「森未来(しんみらい)シリーズ」を早くから家具の国産材向け塗料として打ち出し、安定した品質を保ち続けている。
森未来シリーズには、スギやヒノキなど針葉樹の弱さを補う「スーパープロテクトシステム」、無塗装感覚の自然な仕上がりを保つ「ウッドライクシリーズ」、自然系着色剤の「バトン」などバリエーション豊富に取りそろえている。
「いずれの製品も環境対応に優れている。例えばバトンは塗り継ぎのムラがなく、手間をかけずに美しく塗装することができるため作業性が向上する」とコストパフォーマンスも含め、総合的な仕上がりの良さを強調した。
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