ニュース2018.11.26
木の総合文化・ウッドレガシー推進協議会はこのほど、木の文化を発信する「World Wood Day(世界木材デー)」のイベントを国際木文化学会(IWCS)との共催で、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年に合わせて開催することを業界紙誌の記者に向けて発表した。
同協議会の原口博光会長は持続可能な社会の実現に向けた取り組みの大切さについて語り「森を活性化させないと木は死んでしまう。木の文化をしっかりと発信しないといけない」と訴えた。
IWCSが開催する「World Wood Day」は2013年にタンザニアで開催されて以降、世界各国で開催され20年の日本開催で8回目を迎える。IWCSディレクターのマイク・ウェンピン・ホー氏は「日本で開催したいと思っていたところ、ウッドレガシー推進協議会のサポートで実現の運びとなった。一般の方だけでなく、企業や職人、若い世代のみなさんまで木の文化を理解していただけるプラットフォームをつくりたい」と話した。
ホー氏は「World Wood Day」には世界100カ国以上からの来場者がある。「日本の木の文化や伝統をすべて紹介できるように、これまで以上の規模を達成したい」と抱負を述べた。
「World Wood Day」は3月17日から19日まで東京流通センター(東京都大田区)、20日から22日まで文京シビックセンター(東京都文京区)で開催される。木製品や木彫の展示会や民俗ワークショップ、木の文化に関するシンポジウム、木育教室、音楽会などの準備が開催に向けて進められている。
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