ニュース2022.09.07
経済予測専門のクラウドサービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」を運営する「xenodata lab.」(ゼノデータ・ラボ、東京都渋谷区)は9月2日、家具メーカーの国内市場規模について、5年間の推移をAI(人工知能)で予測したリポートを公表した。
業界予測リポートによると、家具メーカーの国内市場規模は、現在の1兆2691億円から、今後5年間で0・2%成長し1兆2716億円に達するという。
成長率を内訳別に見ると、オフィス家具メーカーは、マイナス2・83%の市場縮小が予測されるが、家庭用家具メーカーのプラス8%の成長が寄与して、全体として0・2%成長。時系列で見ると1年後、2年後の成長が比較的大きいと予測している。
今後5年間で家具メーカーに影響する市場環境の変化を8つのカテゴリーに分類すると、プラス要因としてはライフスタイルの変化、マイナス要因としてはコロナ対策・制限緩和の影響が大きいと予測する。ライフスタイルの変化の具体的な要因は、2地域居住の進展、時間と場所を自由に選択する働き方であるABW(アクティビティー・ベースド・ワーキング)の導入、都市化の進展。コロナ対策・制限緩和の具体的要因は、テレワーク需要増加やオンライン観光需要増加としている。
国内市場の主要プレーヤーとして、家具・インテリアで製造小売業を営むニトリ、オフィス家具で国内シェア1位、2位を誇るコクヨ、オカムラが上位にランクインした。
予測はゼノブレインの対象である国内40万社を母集団として独自に業界分類を行い、家具メーカー業界所属企業の国内家具売上高合計(推定)を市場規模としている。
※予測結果をまとめたレポートのダウンロードはこちらから
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