ニュース2024.09.09
飛驒産業(岐阜県高山市)は9月5日、日本の木工技術と手仕事の文化を後世につなぐギャラリー「遊朴館HIDA GALLERY」を10月19日、飛騨の家具フェスティバル開催に合わせてリニューアルオープンすると発表した。その第1回企画展として「山の向こうに呼び合うものは松本の木工と飛騨の杉展」が11月17日まで開催される。
同社によると遊朴館は、郷土の作家を紹介するギャラリーとして四半世紀にわたって高山の芸術・文化の愛好者に親しまれてきたが、コロナ禍の2020年以来閉廊していた。
同社では、遊朴館を木工文化を未来につなぐギャラリーとしてリニューアルし、木工作家の工芸作品を中心に手仕事の魅力と木のある暮らしの豊かさを提案する。
リニューアルにあたり、ギャラリーの設計は建築家の中村好文氏と家具デザイナー小泉誠氏が手掛けた。
松本の木工作家4氏を紹介 遊朴館第1回企画展
第1回企画展「山の向こうに呼び合うものは 松本の木工と飛騨の杉展」では、飛騨と並んで木工の街として知られる信州・松本を拠点とする木工作家の三谷龍二、前田大作、大久保公太郎、貝山伊文紀の4氏の人と作品を紹介。新たな試みとして飛驒産業が開発した杉圧縮材を使った作品制作に各作家が挑戦する。
このほか遊朴館では来年秋に併設ショップの開設が予定されているが、これに先だって道具や作品を販売するポップアップ店が10月19日にスタート。木工技術の実演や、つくる楽しみを伝えるワークショップなども予定されている。
遊朴館HIDA GALLERYは、岐阜県高山市上一之町26。開館時間は10〜18時。水曜休館。入場無料。
10月19日にリニューアル記念のトークセッション
10月19日にはリニューアル記念のトークセッションが飛騨高山まちの博物館(岐阜県高山市上一之町75)で予定されている。
トークセッションの第1部(16時〜17時)は三谷龍二氏(木工作家)、岡田明子氏(飛驒産業社長)による「飛騨と信州、山の向こうに呼び合うものは」。
第2部(17時10分〜18時10分)は「遊朴館HIDA GALLERYの空間デザイン」をテーマに中村好文(建築家)、小泉誠(家具デザイナー)、岡田贊三(飛驒産業会長)の3氏が登壇。ファシリテーターは佐野由佳氏(編集兼ライター)。
定員100人(参加無料・要予約)。申し込みは予約サイト。
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