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★アジアのオフィスデザインと家具業界の発展に向け集結 オルガテック東京2024開幕

テープカットに臨む関係者たち。右からケルンメッセCEOのジェラルド・ベーセ氏,日本オフィス家具協会会長の中村 雅行氏、、来賓を代表して経済産業省製造産業局生活製品課企画官の塚本裕之氏、出展者を代表してイトーキ代表取締役社長の湊宏司氏、セミナー講師として招かれたトレンドエキスパートのビルギット・ゲプハート氏
オープニングセレモニーであいさつするケルンメッセCEOのジェラルド・ベーセ氏

 日本を代表するオフィス家具の国際見本市「オルガテック東京2024」が5月29日に開幕した。31日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている。
 コンセプトは昨年に続いて「SHIFT DESIGN」。出展者は昨年の126社からさらにスケールアップして160社以上に上っている。開催2日目の30日時点で来場者数は2万6998人に上り、3万人を超えるのは確実。外国人の来場者数も注目される。
 エクスペリエンスエリアの隣では、37社が出展する企画展「CIRCULAR MIRAI」が催され、資源ロスの排除や再生利用、再資源化に関する各社の取り組みがパネル展示された。
 29日のオープニングセレモニーで、ケルンメッセCEOのジェラルド・ベーセ氏は「日本だけではなく、アジアのオフィスデザインと家具業界の発展における重要な節目を記念するために私たちが集えたことをうれしく思う」とあいさつした。ドイツのケルンメッセは今年創立100周年を迎えた。ベーセ氏は、オルガテックの永続的な成功と、ケルンとドイツのきずなを深めることを強調した。
 ケルンメッセ(日本法人)代表取締役社長の高木誠氏は「昨年は海外来場者から、出展者とコミュニケーションが取りにくいという声が多く、ここまで英語が通じないのかという声もあった。ブースの中に一人でも英語ができる方を、とお願いしている」と外国語対応に力を入れている。セミナーでは、AI翻訳が初めて導入され、各国の言語に対応した。
 米国と英国から来た二人連れは、外国語対応について「ほとんどのブースに英語を喋ることができる人が一人はいた」と話した。

オルガテック外国人来場者に聞く(5月29日)
【質問】
①出身国
②オルガテックへの参加回数
③外国語対応はどうだったか
④最も印象的だった展示

ほとんどのブースが対応
①イギリス、アメリカ(二人連れ)
②初めて
③なかなかよい。ほとんどのブースに英語をしゃべることができる人が一人はいた
④まだ着いて30分だが、VUEVOが便利でよかった

オカムラがよかった
①スペイン
②日本では初めて。ドイツでは何度か参加している。
③オーケー。問題ない
④オカムラ。ストーリーテリングがよかった

椅子の展示に注目
①イスラエル
②日本では初めて。ドイツでは毎年参加している。
③オーケー
④椅子を取り扱っている仕事なので、いろいろなブースの椅子に注目して回っている。

会場の建築が印象的
①ブラジル
②日本では初めて。ドイツでは何度か行ったことがある
④会場(ビッグサイト)の建築が印象的だった

椅子を見て回りたい
①アメリカ(日本在住)
②去年、一昨年と日本で参加して、今日3回目
③まあまあ。ウェブサイトでの来場登録の際、日本語だけでなく英語も選べたのはいいが、英語と日本語を併用できる登録方法だとより便利になると思った(会社名などは日本語なので)
④まだ着いたばかり。これから椅子を見て回りたい

中国語でコミュニケーションも
①中国
②初めて
③お目当てのブースには中国語がしゃべれる人がいたので、問題なくコミュニケーションが取れた

日本語対応多い印象
①台湾
②ドイツも合わせると7~8回目
③日本語で対応している人が多い印象
④やはり、大きい会社のものは素晴らしい。今回は椅子の会社が結構多い気がする

去年よりよくなった
①フランス
②2回目
③まあまあ。去年よりはいい。今見ていたブースでは英語を使える人がいた

英語対応、それなりに
①サウジアラビア
②初めて
③英語が喋れる人がたくさんいるというわけではないが、喋れる人もそれなりにいた
④オカムラ。いいヒストリーを持っている

企画展の「CIRCULAR MIRAI」
ケルンメッセ(日本法人)代表取締役社長の高木誠氏

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