★名実ともに「アジア」 海外来場者が大幅増 アジア・ファニシング・フェア2023

海外からの来場者が過去最高となったAFF
国際色豊かな展示が繰り広げられた

 「アジア・ファニシング・フェア(AFF)2023」(アジア家具フォーラム、日本能率協会主催)が11月15日から17日まで、東京ビッグサイト東5ホールで開催された。AFFとJAPANTEX、Japan Home&Building Showを合わせた「建築+インテリアWEEK」全体の来場者は、3日間で2万6011人と前回(2万14人)の3割増となった。当初60席ほど設けたカフェエリアも常に来場者でにぎわい、急きょ座席を増設した。
 今回のAFFは、展示面積7405平方㍍、出展者は137社と過去最大規模となった。出品の内容も広がり、VR技術を駆使したサービス、小物や雑貨類、スマートウオッチや蓄電池まで見られた。
 海外からの出展社は、中国やマレーシアなど過去最高の88社となり、主催者によると、アジアの家具インテリア製品が一堂に集まる総合家具インテリア見本市として「異なる国・異なる業界・異なる業種の方々を結び付けて新たな出会いを促進する」というコンセプトに沿った展示になったという。
 海外から430人が事前登録を行い、会場内では欧米やアジア圏からの来場者の姿も多く見られた。最終日は中国大使館特命全権大使の呉江浩氏が会場を視察した。
 主催者であるアジア家具フォーラムは、SDGsや環境の取り組みを進めており、マレーシアなどのアブラヤシ廃材を活用したパナソニックハウジングソリューションズによる「PALM LOOP(パームループ)」ボード採用製品が昨年に続いて、会場の一角を占めた。
 ペットサローネは、昨年よりも出展数が増え、ペット連れの一般客も訪れ、プロカメラマンによる撮影会に参加していた。
(写真提供・アジア家具フォーラム、撮影・中野正貴氏)

中国大使館特命全権大使の呉江浩氏(右)が会場を視察した。左はアジア家具フォーラム理事長の阿部野 育三氏
ビジネスに特化した見本市。各ブースで商談が繰り広げられた
オープンブースの展示

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