相場・統計

【5月の家具貿易】輸出5カ月ぶり前年実績を上回る

 家具新聞社が財務省貿易統計を基にまとめた5月の家具輸出入通関実績では、部分品も含めた家具輸出額が62億2409万円で、前月より7・1%減少したが、前年同月比は4・6%増加した。輸出額は昨年8月から12月まで前年比増加が続いていたが、今年年初から4月まで減少、当月5カ月ぶりに増加に転じた。
 一方、輸入額は609億4548万円で、前月より7・1%増加したが、前年同月比は前月に続いて7・1%減少した。

【輸出】完成品、部分品とも全品目増加

 家具完成品の輸出額は、木製家具が6億681万円(前年同月比15・6%増)、金属製家具4億7551万円(同22・1%増)、その他の材料製家具も1億4133万円(同29・3%増)とそれぞれ大幅に増加した。
 一方、家具部分品の輸出は50億43万円(同1・5%増)で5カ月ぶりに前年実績を上回った。腰掛け用以外の部分品が前年比31・8%と大幅に増加した。

【輸入】完成品減り、部分品は増加続く

 家具完成品の輸入額は、木製家具が214億9078万円(前年同月比20・9%減)、金属製家具151億7122万円(同14・5%減)、その他の材料製家具も35億1465万円(同10・9%減)と全品目が減少した。
 一方、家具部分品輸入は207億6882万円(同23・9%増)に伸ばし、昨年5月以来13カ月連続で前年比増加が続いている。革製など腰掛け用部分品が同36・8%増、その他の部分品も同4・6%増加した。

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