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★“背中で座る”新発想 アダル「腰痛防止チェア」支援募集を開始

製品は「カトレアタイプ」㊧と「アイディオタイプ」㊨の2種類
使用イメージ

 業務用家具メーカーのアダル(福岡市博多区)は9月21日、「腰痛防止チェア」のクラウドファンディングを開始した。同社によると腰痛防止チェアは鍼灸師の河津卓氏(河津はり治療院院長)が考案した背骨のS字カーブを維持できる構造を採用した椅子で、座る姿勢を整え、テレワークやオフィスで急増した腰痛の悩みを改善するとしている。
 河津氏は、リンパの流れに着目し、独自の捻鍼(細い管を使わずに高度な技術で針を刺す手法)で症状改善を行う「平方鍼法」の継承者。日常生活から正しい姿勢を維持しておくことが、腰・肩の根本的な悩み解決に必要不可欠と考え、工夫と改造を重ねながら理想の椅子を追求してきた。
 多種類の椅子に座って試し、改造・改善を続け「背骨のS字カーブを維持し、腰・肩への負担を最大限に軽減できる構造」の特許を2018年9月に取得した。
 今回制作された腰痛防止チェアは、正しいS字カーブを維持できるように無段階突起が背中の状態に合わせて動く構造の「背中で座る椅子」を実現したという。
 自宅での長時間のテレワークをはじめ、オフタイム・オンタイムどちらにも使えるスタイリッシュなデザインも特徴で、張地は17種類、木脚タイプは2種類の色味から選んで好みの一脚にカスタマイズできる。
 一般販売予定価格は木脚・アーム無しの「カトレアタイプ」が5万4900円、キャスター脚・アーム付きの「アイディオタイプ」が8万4900円(いずれも税込み)。
 クラウドファンディングの募集期間は11月13日まで。目標金額は100万円だが、目標金額を達成せずに終了した場合も支援者に対してリターンを実施するとしている。
 詳細はクラウドファンディングページ https://camp-fire.jp/projects/view/405748

 ◆開発者・河津氏の話 今回のプロジェクトでは、私の長年の無謀な夢が現実となり、喜びでいっぱいです。
 家具製作に全く関わりのない世界にいた私にとって、私の構想を具現化してくださる製作所探しは、想像以上に難しいことだったのです。何度も何度も門前払いの繰り返しでした。
 もう無理かもしれないが絶対に諦めたくないと思い、断られる覚悟で家具関連の企業へ相談したところ、なんと業務用家具メーカーのアダルさんにつないでもらえたのです。そこからはアダルの担当者様とともに具現化に向けて走り続けました。これはもう本当に奇跡のような出会いだったと感じています。心から感謝しております。
 そしてここからは、間違った姿勢、腰や背中に悩んでいる方々の健康づくりに少しでも貢献できることを願います。「平方鍼法」の鍼灸師人生の全てを注ぎ込んだ1脚を、お役立ていただけましたら幸いです。

椅子の背もたれによるS字効果
河津 卓氏
オフタイム・オンタイムどちらにも使えるデザイン

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