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★全森連の新会長に岩手の中崎氏 ウッドショック、あまりいい状況ではない

新会長の中崎和久氏

 全国森林組合連合会(全森連)は6月25日、通常総会を都内で開催し、新会長に中崎和久氏(岩手県森林組合連合会代表理事会長))が選任された。中崎氏は林業・木材関連メディアが加盟する林政記者クラブで「成長産業化が林業の現場に届いているのか、それぞれの地域性を見ながら今後の林業の発展に努力したい」とあいさつした。
 木材販売価格の高騰について中崎氏は「製品価格とのギャップが表に出てこず、山側のことがあまり理解されていない。私たちにとっては、あまりいい状況ではない。最大の目的は、山側に利益が出てくること。それによって林業従事者が楽になっていかないといけない」と訴えた。
 森林環境譲与税については「都道府県によって温度差がある。地域の事例を提示しながらやっていかないと、譲与税の利活用はうまくいかないと思う。きちんと議論しながらやっていきたい」と話した。
 林業の現場の雇用問題については「若い人たちの間で、都市の生活が嫌になり、自然に囲まれた現場で働きたいという人もいる。地方に帰る動きの中で、林業が見直されてきている」と話した。
 全森連の理事は次の通り。カッコ内は所属組合(敬称略)。
 代表理事会長 中崎和久(岩手)▽副会長理事 上田和久(三重)、肱黒直次▽代表理事専務 富山洋▽常務理事 飛山龍一、白川裕二郎▽理事 有末道弘(北海道)、川野和彦(茨城)、木村康雄(東京)、村松二郎(新潟)、坂東秀夫(福井)、眞砂佳明(和歌山)、小野恭弘(岡山)、高山康人(愛媛)、前川収(熊本)、井上明夫(大分)▽代表監事 橋本信一(千葉)▽監事 北村又左衛門、楡井宏志

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