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★ヒノキ家具ブランドの新製品を発売 高知県・四万十町森林組合

ITTO(ローテーブル)
KINO(スツール)

 四万十町森林組合(高知県高岡郡四万十町、田村耕一代表理事)は1月20日、四万十ヒノキを使った家具ブランド「SHIMANTO HINOKI FURNITURE WORKS(SHFW)」から3つの新商品「KINO」(スツール)、「ITTO」(ローテーブル)、「MISHI」(シェルフ)を同月21日に発売すると発表した。
 同森林組合によるとSHFWは四国の南西部、四万十川流域で生産される四万十ヒノキの間伐材を使った家具のブランド。ヒノキ本来の質感と色、香りを生かすために、加工はシンプルに、塗装は必要最低限に製作しているという。
 新商品のうちITTOとKINOは、ヒノキを製材する過程で生じる端材を利用しているのが特徴。森林組合では「端材を使用するため製品ごとに大きさや形状は異なるが、唯一無二の家具として愛用いただける商品。限りある資源を無駄なく使い切ることも、四万十の大自然に囲まれた環境で家具づくりをする私たちの大切な信念の一つ」としている。
 新製品の概要は次の通り(価格は税込み)。
 ◆ITTO(ローテーブル)=斜面で育った四万十ヒノキの曲がった根元を切り落とした時にできる三角形の端材を組み合わせたローテーブル。
 数十年たくましく生きたヒノキの生命力を感じる独特なフォルムが特徴。中心に穴が空いた材や多雨の季節に柔らかい樹皮を虫が食べた後がある材など、一点一点特有の素材感があるという。商品名は四万十町の代表的な沈下橋「一斗表沈下橋」から名付けられた。
 サイズは奥行き550×幅1050×高さ350㍉。価格は11万円。
 ◆KINO(スツール)=製材の過程で丸太から切り落とされた端材を積み上げたスツール。無骨な見た目ながら、断面や割れ目を細部まで丁寧に磨き上げられている。プランターやサイドテーブルとしても利用できる。商品名の由来は同組合所在地の集落「希ノ川」から。
 サイズは直径280㍉。高さは450㍉(4万1800円)と、350㍉(3万8500円)の二種類。
 ◆MISHI(シェルフ)=一対の板にヒノキの耳を使ったボックスシェルフ。加工は最小限に、ヒノキの質感と色を生かしたデザインが特徴。商品名は四万十川中流域にある四万十川最大の中洲「三島」から。
 サイズは奥行き250×幅550×高さ390㍉。価格は7700円。
 ◇SHFWオフィシャルサイトはhttps://shfw.jp/

MISHI(シェルフ)
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