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★【グッドデザイン賞受賞】飛驒産業100周年記念モデルとミニグランドピアノ

SEOTO-EX100(画像はKX251AU)
第七號椅子(画像はFM20ABV)

 飛驒産業(岐阜県高山市)が100周年記念モデルとして製作したダイニングチェア「SEOTO―EX100(セオトイーエックスイチマルマル)」と「第七號椅子」が2021年度グッドデザイン賞を受賞した。また河合楽器製作所(静岡県浜松市)と共同開発された「KAWAI meets HIDAミニグランドピアノ」がグッドデザイン賞に加えて「私が選んだ一品―審査委員セレクション」に選出された。
 SEOTO―EX100は、デザイナー川上元美氏によるSEOTOシリーズの上位モデルとして2020年10月に発表された背板&座板モデル。同社によると、美しさと座り心地の良さの両立を目指して開発され、シャープでソリッドな印象が特徴。
 第七號椅子は同社創業当時のカタログのカラーコピーを基に、過去から未来へつなぐデザインを目指して復刻された。戦後途切れていた曲木を輪にする「環状曲木」という技術を復活させ、張布は曲木の世界観に合うように染色家・柚木沙弥郎氏に依頼して生産された。
 KAWAI meets HIDAミニグランドピアノは、落ち着いた色合いで重厚感のあるウォルナットの無垢板を、飛驒産業の曲木技術によって「グランドピアノカーブ」の優美な曲線を実現。音源は独自に開発されたアルミパイプを使用。温かみのある音色に仕上げられた専用ハンマーで音源を叩く鍵盤アクション機構を採用し、音の強弱を含めて幅広い演奏表現が可能という。
 ミニグランドピアノは「私の選んだ一品」展で展示中。会場はGOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区丸の内3―4―1、新国際ビル1階、電話03・6273・4414)で11月24日まで。

KAWAI meets HIDA ミニグランドピアノ

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