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★ディノスがサステナブル家具発売 製材・企画・製造・販売各社が連携

日田杉・ごろ寝ソファベッド
サステナブルプロジェクト

 ディノスコーポレーション(東京都中野区)とIKASAS DESIGN(横浜市中区)は1月11日、大分県産の日田杉大径木を使用した家具シリーズを昨年12月24日にディノスオンラインショップで発売したと発表した。
 両社によると今回の新製品は、IKASAS DESIGNがデザイン・ディレクションを担当し、国産材の製材を手掛けるウエキ産業(福岡県大川市)、木製家具メーカー、モーブル(同)との連携で、これまであまり活用されていなかった日田杉の大径木(直径約40㌢以上)を使用したソファベッド、伸縮ラック、シェルフ&ベンチを開発した。
 ウッドショックと呼ばれる輸入木材の供給不足による需給ひっ迫の中、企画・デザイン・生産・販売が連携して日田杉大径木を活用したサステナブルな家具開発を実現したもの。
 ディノスでは、今後も国産材を積極的に使用した「サステナブルなものづくり」を通じて、顧客のライフスタイルに寄り添った製品を届けるとともに、山を守り、未来へとつなぐ取り組みを積極的に進めていくとしている。
 発売された4製品は次の通り(価格は税込み)。
 ◆日田杉・ごろ寝ソファベッド=杉独特の風合いやナチュラル、ブラック、スチールを組み合わせ現代の住空間に合ったモダンデザインが特徴。壁にぴったりつけたまま座面をスライドでき、軽い力で引き出せる。座面の中材には丸洗いできるモーブルの新素材「ライトウェーブ」(ポリエチレン100%)を使用。反発性、耐久性、通気性、速乾性に優れ、快適な座り心地、寝心地を実現するとしている。
 サイズは▽ソファ時・幅199×奥行き84×高さ75×座面高38×座部奥行き58㌢▽ベッド時・幅199×奥行き117×高さ68×座面高38×座部奥行き106㌢。素材はフレームが杉天然木(ウレタン塗装)、杉天然木化粧板ほか。張地はポリエステル。中材はライトウェーブ、ウレタンフォーム。脚部はスチール。価格は16万9900円。
 ◆日田杉・伸縮ラック=木目とブラックの調和が美しく、収納力が調整できる伸縮ラック。仕切りや棚板の構成をランダムにし、スペースや目的に合わせて無段階伸縮が可能。L字に設置してコーナーの有効活用も。
 サイズは、幅90~144㌢(8万9900円)と幅120~204㌢(9万9900円)の二種類。奥行き30×高さ82㌢は共通。素材は杉天然木(ウレタン塗装)・化粧板。
 ◆日田杉・シェルフ&ベンチ=杉の温かな手触りと、使い勝手の工夫が随所にこらされているのが特徴。玄関まわりでのシューズラックやバッグ収納、ハンガーラック、リビング収納など。複数台を並べてジョイント金具で連結すれば大型シェルフに。
 サイズは▽シェルフ・幅30×奥行き32×高さ180㌢▽ミラー付きシェルフ・幅30×奥行き35×高さ180㌢▽ベンチ・幅60×奥行き32×高さ40㌢。素材は本体が杉天然木(ウレタン塗装)。シェルフならびにミラー付きシェルフには可動棚板3枚、ハンガーパイプ付き可動棚板1枚が付属している。価格はシェルフが6万9900円、ミラー付きシェルフ8万9900円、ベンチ3万4900円。

日田杉・伸縮ラック
日田杉シェルフ&ベンチ
日田杉・ごろ寝ソファベッドに使われているライトウェーブ

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