ニュース2023.10.31
オカムラ(横浜市西区)は10月26日、インターネット上の仮想空間(メタバース)で利用するデジタル家具「オカムラデジタルコレクション」の販売を開始したと発表した。この製品は、メタバース上に設定されたマイルームやバーチャルオフィス空間に配置する家具の3D映像データ。
今回発売されたのは、タスクシーティング「Contessa Ⅱ(コンテッサセコンダ)」など同社の人気チェアを3D化したもので、形だけでなく機能やカラーバリエーションなど細部にも現実の製品を再現しているという。
メタバースのユーザーはワールドと呼ばれる仮想空間を制作し、自分の分身・アバターを操作して、空間内の移動や他のユーザーと交流することができる。
オカムラデジタルコレクションの用途について同社では、ユーザーがこの製品を基に独自のカスタマイズを施してSNSに公開したり、Vチューバーが配信する際のスタジオ背景として利用、漫画家やイラストレーターがオリジナル作品の背景3Dモデルとして使用するなどの例をあげている。
同社ではDX(デジタルトランスメーション)戦略に基づき、先端のデジタル技術を積極的に活用する方針を掲げ、メタバース空間を「人が活きる環境」と捉えて、多様性のある環境づくりをサポートすることにしている。
今後は市場のニーズや提供価値を検証し、先端のデジタル技術を活用した新規ビジネス創出を目指すという。
オカムラデジタルコレクションの製品ラインアップは次の通り(価格は税込み)。
①コンテッサセコンダ=ハイバック、エクストラハイバック固定ヘッドレスト、エクストラハイバック可動ヘッドレストの各種モデルを用意。カラーは14色。価格は2300円。
②サブリナ=ハイバックタイプ、ヘッドレストタイプの2種類。カラーは14色。1400円。
③ストライカーシーティング=カラー3色。860円。
同社では発売にあたって、3Dチェアの「試座会」イベントを11月2日22時~23時にオンラインで開催する。詳細は創作の総合マーケットサイト「BOOTH」オカムラページ。
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