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★【MIFF マレーシア国際家具見本市】注目ブースを紹介

【STEP FURNITURE】㊤英国とイタリアの3人のデザイナーを起用した㊦ハイクオリティーブランド「ARNATIF」
【Johann&Johann Concept】㊤ナチュラルテイストのリビング㊦レゴをモチーフにしたデザインはカラーセラピー効果がある

 BtoB輸出を主軸に据えるマレーシアの優良企業は年々、オリジナルデザインと品質のクオリティーを上げている。今回の「マレーシア国際家具見本市(MIFF)」では、国際的なデザイナーとのコラボレーションを前面に押し出す企業も増えた。
 「Poh Huat」「Ecomate」「Favourite Design」「SWS」「Wegmans」「Ivorie」「Merryfair」「STEP FURNITURE」「WA Furniture」「Inception」「Lifestyle International」などの大手家具メーカーは、大規模な展示ブースを構えた。
 中国からは200社以上の出展が集まり、日本や韓国、台湾などマレーシア国外からの出展も目立った。輸出に向けて若いデザイナーの作品を集めた「xOrdinary Showcase」、ファニチャーデザインコンペティションのファイナリストを紹介するパネル展示も公開された。

STEP FURNITURE
国際的なデザイナーと
コラボした
ハイエンド商品
 
 STEP FURNITUREは、マレーシア最大級の企業の一つとして米国、英国を中心に日本も含めて、ハイエンド層をターゲットに9割を輸出している。
 今回は、イギリス人デザイナー、アレックス・モランとアンディ・ボイス、イタリア人デザイナーのミケーレ・マルコンの3氏とコラボレーションして3年前から立ち上げたブランド「ARNATIF」を展示。
 マレーシアに自社工場を持ち、厳選された素材を使いながら生産している。

Johann&Johann Concept
愛情持って、
長く使える
機能的家具を

 Johann&Johannは、自分たちのライフスタイルを持ち、体験や経験にこだわるヤングアダルト層をターゲットに、リビング、ダイニング、ワンルームなど部屋別にレイアウト展示。リビングシェルフに照明を組み入れるなど、機能的で細部まで使い勝手にこだわった仕様。
 製品の8割を輸出し、取引先の細かな要望に応える。日本への輸出代理店を募集している。

Kian Furniture
持続可能性に
こだわった
ブース展示

 Kianは、2019年から海岸に不法投棄されたプラスチックやデニムのリサイクル素材から作られた椅子やファブリック、廃材をリサイクルしたボードを開発。再利用可能なノックダウン式のブースを設置し、徹底的にサステナビリティーにこだわってきた。
 海外デザイナーとコラボし、その中には、イタリア・ミラノ在住の安達さくら氏のブランド「KANPAI」も展示。名前の通り、「みんなでテーブルを囲んで楽しく会話をしたり、食事をしたり、人々の気分を盛り上げたりするような陽気さを表現したコレクション」(安達氏)となっていた。

HIN LIM FURNITURE MANUFACTURER
顧客ターゲットに
合わせた
5つのデザインブランド

 創業50年以上のHINLIMは、現在100カ国以上に輸出。自社のデザインチームによりターゲット、テイスト別に5つのデザインブランドを展開している。
 主にミドルからハイエンド層を対象にした「Nestnordic.com(ノルディックスタイル)」などブランドごとに、照明、インテリア雑貨なども含めてトータルにコーディネートすることで、バイヤーが目的の商品を選びやすいように工夫されたレイアウトとなっていた。

【Kian Furniture】㊤世界各国のデザイナーを起用㊦ミラノ在住の安達さくら氏の作品
【HIN LIM FURNITURE MANUFACTURER】㊤輸出ブランドLuooma.com㊦Nestnordic.com

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