ニュース2021.12.03
コロナ後見据え光る開発の視点
今年の「飛騨の家具フェスティバル」(11月15~17日)の新作は各社各様。アフターコロナを見据えた模索が続く。こうしたなか製品の技術開発も着々と進み、3Dと切削技術を極めた新作が登場した。ソファーに関しては、在宅ワークを視野に入れ、機能性を盛り込んだサイドテーブルの開発が著しい。今回のフェスティバルでも注目製品が登場した。本格的な無垢の伸張式テーブル、美しいスタッキングチェアも披露され、各社独自の開発の視点が光った。
定番目指すイバタインテリアの「THE」
「これぞ」と言える家具の定番を目指した「THE」。昨年のリビングアイテムに続いてダイニングチェアと新たなテーブルが披露された。デザインした白岡崇氏は「シンプルで飽きが来ず末永く使えるデザインをコンセプトにゆくゆくは定番にという思いを込めて『THE』を名付けられた」という。材はいずれもレッドオーク。
背板は背中や肘が自然に寄りかかれる絶妙な高さに設定されている。同心円状のデザインは、垂直方向にらせん状にスタッキングできるため、コンパクトで佇まいも美しい。背と脚に同社の曲木の技術を駆使している。価格は4万4000円から。
テーブルは椅子の座面に合わせてコーナーに丸みを持たせ、シャープな印象の中に柔らかさを感じさせる。価格は15万5100円から。
飛騨のヒノキを使ったテーブル「桧然」は文字通り、天然の木の魅力を存分に生かした新作。タモ材を有効活用したコンパクトなデスク「パレット」は、テレワークも意識して作られている。(価格は税込み)
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