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★京仏具の職人技術による「加飾」をテーマに 若林佛具「Re:DISCOVER」展

京仏壇・京仏具の職人技術による「加飾」をテーマに
KAKEHASHI SERIES

 京都の伝統工芸「京仏壇・京仏具」の技術から生まれた作品を紹介する「Re:DISCOVER(リ・ディスカバー)」が8月16日まで若林佛具製作所京都本店で開催されている。同社によると、今回の展示は京仏壇・京仏具の職人技術による「加飾」にフォーカスを当て、家具の産地・北海道旭川で生産する「KAKEHASHI SERIES」に加飾を行った作品が展示されている。
 京都でのものづくりは、オーダーメイドや少量生産を基本とするため量産が難しいことから、他産地が得意とする量産と、京仏壇・京仏具の職人技術が得意とする加飾技術を掛け合わせることで、量産と手仕事の良さを引き出したものづくりを目指すという。
 店内では同シリーズのほかにも加飾技術を生かした製品多数が展示販売され、同社では「加飾技術によって作られる製品の“別の表情”を楽しんでいただきたい」としている。
 また、京仏壇の基本8職といわれる木地、彫、漆塗、蝋色、錺金具、金箔、蒔絵、彩色の職人が実際に使用している道具も展示され、使い込まれた道具を通じて、職人が向き合ってきた技術や時間を観賞することができる。
 Re:DISCOVER vol・2『ANOTHER FACE』は8月16日まで同社京都本店(京都市下京区七条通新町東入)で開催中。営業時間は9時〜18時。水曜日定休。

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