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三菱商事 いつでも、どこでも使いたい時に 寄託倉庫サービス WareX 家具業界の流通革命に対応

倉庫寄託サービス「WareX(ウェアエックス)」
倉庫提供者と個別契約する必要がなく、WareXと契約を締結するだけでサービスを利用できる

 家具業界の流通は激動のさなかにある。プロパー商品、特注、コントラクトの需要に柔軟に対応するための選択肢として注目されているのが、倉庫業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める三菱商事の寄託倉庫サービス「WareX(ウェアエックス)」。同社が持つ倉庫の全国ネットワークを活用して、オンラインで簡単に倉庫を検索し、貨物を保管することができる。


米国生まれの新サービス
 日本の倉庫の約4割は遊休化しているといわれている。ユーザーにとっては、いざ倉庫を使いたいときに探そうとしても、スペースを借りる契約が煩雑で時間がかかる。
 一方、倉庫事業者にとっては、契約日数が限られるスポット契約だと、規模の小さな案件が多くなるため、大規模な案件に比べて優先度が落ちる。
 こうしたユーザーと倉庫事業者とのギャップを解消するため、同社は、米国において倉庫シェアリング業界のリーディングカンパニーであるフレックス社と資本業務提携を結び、全国の倉庫事業者とオンラインでマッチングを図るサービスWareXを開始した。

寄託倉庫のメリット
 倉庫スペースを借りる際は、「賃貸契約」と「寄託契約」という2つの契約パターンがある。賃貸倉庫の場合は、スペースを押さえるだけなので、作業員や什器などの手配・費用が別途必要になってくる。
 寄託倉庫の場合は、作業員や什器の手配が全て料金に含まれるため、契約を結べば、簡単に貨物を保管できるメリットがある。また、料金体系は日建て・パレット建てを採用しており、従来の3期制や月坪制と比べて無駄なコストを削減することができる。
 WareXは、ユーザーの登録料やマッチング手数料は一切かからない。倉庫提供者と個別契約する必要がない。WareXと契約を締結するだけで、安全に全国各地の倉庫へ貨物を預けることができる。いつでも、どこでも使いたいときに使えるのが大きな特徴といえる。
 全国の倉庫の中から検索して保管料や作業料を確認でき、引き合い、入出庫の管理などを全てオンラインで一元管理することが可能。急な需要による生産や輸入増加時のバッファ倉庫、店舗改装やイベントに対応した一時的な保管場所、普段利用している倉庫では足りないときのバックヤード、自然災害時などのBCPに対応した分散拠点として活用できる。
 現在、2営業日以内に全国各地の空き営業倉庫を提案するキャンペーンを実施中。これから迎える年末の繁忙期に備えて、WareXへの仮登録であらかじめ営業倉庫を検索し、場所と価格を見積もることもできる。

ウェビナー開催中
 同社はWareの利用方法を説明するウェビナーを開催しており、個別の質問も受け付けている「WareXの操作画面を見ながら、倉庫の検索、引き合い、入出庫管理の実際を確認できる。
 登録倉庫提供者は全国に広がっている。7月からの新しいサービスであることから、同社のWareX営業責任者、小林聡一氏は「登録者の中で競争力のあるお見積もりが得られない場合でも、私たちが登録外の業者にお声掛けして、しっかりと競争力のあるお見積もりを速やかに提供します」と、充実したサポート体制を強調する。


ウェビナーの申し込みはhttps://hubs.ly/H0yHsJk0
12月31日まで期間限定キャンペーンページはhttps://hubs.ly/H0yHsJK0

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