ニュース2020.08.26
マルニ木工(広島市佐伯区)はこのほど、発売60周年を迎えるマルニ60オークフレームチェアの原型となった「NO・79(みやじま)」の60周年記念モデルをはじめとする新製品を今秋発売すると発表した。
NO・79は、日本人の体形や住宅に合わせて作られたコンパクトな形状や簡単に組み立てられる「ノックダウン式」が特徴。1960年の発売開始から瞬く間に人気を博し、その後「みやじま」と名を変えながら長く愛され続けたロングセラー製品。
一体型の肘と脚は、マルニ木工創業者の出身地である宮島の大鳥居をモチーフにしており、今でもそのデザインはオークフレームチェアに引き継がれている。
60周年記念モデルでは、マルニ木工のモノづくりのルーツともいえるブナ材をマルニ60で初めて採用し、昔ながらの温かみを感じさせるやわらかなブラウン色を施している。アンティークさを感じさせながら、現代のライフスタイルにもなじむ色合いになっているという。
ファブリックは、1893年に広島県福山市で創業したカイハラデニムのヒッコリーヘリンボンを採用。オイルレザーやチェック柄など11種類が新たに加わる。
このほか昨年発売されたハイバックチェア・シリーズに「ウォルナットフレーム・キノママ」が新たに加わる。キノママとは、節や虫穴、色ムラといった木のありのままの姿を生かした製品。
同社では、新製品発売に当たって60周年記念モデルなどを展示販売する「マルニ60新作展2020」を10月22日から約2カ月間、MARUNI TOKYO(東京都中央区東日本橋3―6―13)で開催するとしている。
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