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MIFF25周年の新潮流(下)その2 サラワクの伝統×モダン 学生たちが挑戦

ノファナ・ノハシムさんの「Tambok Stool」。サラワク州で使われているバスケット「Tambok」をモチーフに金糸や銀糸を織り交ぜたソンケットを張っている

 マレーシアサラワク大学(UNIMAS)は昨年、「Design for Tomorrow(明日のデザイン)」をテーマにデザインを学ぶ学生たちのコンペティションを行った。その入賞作品がMIFFの会場に並んだ。サラワク州の民族楽器をモチーフにするなど、伝統とモダニズムを掛け合わせた興味深い作品が並んだ。
 マレーシアの州の中でも最大面積を持つサラワク州。ボルネオ島内のマレーシア領で、その約70%を熱…

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