ニュース2026.04.15
イトーキ(東京都中央区)は、オフィスファニチャーブランド「NII(ニー)」の新コレクション「HAKUSAN(ハクサン)」「BIWA(ビワ)」「ALLROUND(オールラウンド)」をミラノサローネ国際家具見本市(ミラノサローネ)で発表する。製品の発売は6月から。
英ロンドンを拠点とするデザインスタジオIndustrial Facility(インダストリアル・ファシリティ)に加え、イトーキの和田光平、田幸宏崇氏が参画している。
HAKUSANはアルミダイキャストとスチールのフレームと1枚の合板シェルで作られている。持ち運びなど軽やかな操作性が特徴。
同社によると▽一般的なスタッキングチェアよりも太径のスチールパイプを採用することで、軽快さを保ちながらも、ダイニングチェアのような落ち着いた安定感を併せ持つ外観▽重心をアーム直下に配置することで持ち上げた際の揺れを抑え、実際の重量以上に軽やかに感じられる操作性▽前方から自然に手を掛けられる構造により、最小限の動作でスムーズにスタッキングが可能―といったデザインと機能の特徴を備えている。
デザインはIndustrial Facility。「持ち上げや水平方向への積み重ねを驚くほどスムーズにしている」とコメントしている。
サイズはアームチェアが幅505㍉、奥行き525㍉、高さ785㍉。アームレスは幅490㍉、奥行き525㍉、高さ785㍉。価格は6万2000円(税込み)から。
BIWAは、ラウンジチェアのような外観を持ちながら機能性を備えた、新スタイルのチェア。滑らかに連続するようなシェル形状と浮遊するかのように見えるショルダーレストが特徴。張地は計21色から選べる。
座面の高さ調整、スムーズなシンクロロッキング、ロッキング初期角度の固定といった仕事をするうえで必要最低限の機能を備えている。背面には自由な座り方を受け入れるための工夫が施されており、身体を包み込むような側面はひじ掛けとしても使用できる。
名前はシルエットのモチーフである楽器の琵琶(びわ)から付けられた。製造も琵琶湖のそばの工場行われている。
デザインは和田氏。「タスクチェアとして求められる機能性を見た目に強調することなく、より普遍的な家具の形を通じて人の情緒に訴えかけたいという思いでデザインした」とコメントしている。
サイズは幅640㍉、奥行き645㍉、高さ975㍉と幅640㍉、奥行き590㍉、高さ765㍉。価格は12万2300円から(税込み)。
ALLROUNDは、丸みを帯びたフォルムと滑らかな曲面によって構成された、親しみやすく軽やかな印象を持つプロダクト。キャスターをベース下に内蔵(スツールのみ)、外観に現れない構造とすることで、滑るように移動する軽やかな動きを実現。フラットパック可能な梱包にも対応しているという。
スツールだけでなく、簡易的なテーブルとしても使用できる。オフィス空間のさまざまな場面で、オールラウンドの活躍が期待される。
デザインは田幸氏。「ALLROUNDという名前は、すべてのエッジに施した大きな曲面(フルフィレット)と、多様なシーンで使える“オールラウンダー”としての道具、というダブルミーニングが込められている」とコメントしている。
スツール幅415㍉、奥行き415㍉、高さ450㍉。バースツール幅415㍉、奥行き415㍉、高さ750㍉。価格は8万6200円から(税込み)。
“Ingenious design-創意創発するデザイン”をコンセプトに掲げるNIIは、近年のオフィスにおける働き方や空間の変化を背景に、多様なシーンに自然に溶け込むプロダクトの展開を目指している。
Industrial Facility (インダストリアル・ファシリティ)
2002年にキム・コリンとサム・ヘクトによって設立された英ロンドンを拠点とするデザイン事務所。造形への深い考察と現代の生活に対する独自の理解を反映し、製品、家具、展示において、実用性から美を創出するアプローチを採り、哲学的かつ実践的な手法が高く評価されている。
無印良品、 Herman Miller 、 Mattiazzi でクリエイティブディレクターを務め、 Wastbergや&Tradition、Santa&Coleなど国際的なクライアントを抱える。
英国王室認定産業デザイナー(Royal Designer for Industry)の称号を持ち、作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリのポンピドゥー・センター、ヘルシンキのデザイン博物館、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館の常設コレクションに収蔵されている。
18年にはファイドン・プレスより全作品集が刊行された。
和田光平(イトーキ プロダクトデザイン部)
NII DESIGN TEAM プロダクトデザイナー。
機構設計や構造設計といったエンジニアリングの経験と、エルゴノミクスの知識を背景に、機能性と座り心地、そしてスタイリングを高い次元で融合させたチェアデザインを得意とする。
イトーキでは、オフィス用のタスクチェアをはじめ、ミーティングチェア、ラウンジチェア、ソファ、公共空間向けのロビーチェアと、一貫して「座るもの」のデザインを担当してきた。
人の身体に最も近い位置にあるプロダクトとして、生活に深く関わるチェアデザインへの探究心は尽きない。
iF Design Award GOLD、Red Dot Design Award、GOOD DESIGN賞等、多数受賞。
田幸宏崇(イトーキ)
NIIクリエイティブディレクター兼プロダクトデザイナー。
モノと体験、デジタルとフィジカル、空間とプロダクトといった対極的な要素を横断、融合する包括的なアプローチを信条としつつも、プリミティブで明快なクリエイティブを目指している。
10年間のイギリス・ロンドン駐在を通じて、グローバル市場向け製品の開発やブランディング、オフィスやイベントの空間デザインに携わり、複数回にわたりミラノサローネへの出展に参画。TOTO、ソニーを経て、イトーキに入社。個人デザイナーとして家具やオブジェクトのデザインも手掛ける。
iF Design Award GOLD、Red Dot Design Award Best of Best、GOOD DESIGN AWARD 金賞、等、多数受賞。日本や英国のデザイン系大学にて特別講師。
ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile. Milano)
https://www.milanosalone.com/2026/
出展期間:4月21日(火)~26日(日)午前9時30分~午後6時30分
会場:Hall 22, Stand A27 (Fiera Milano, Rho)
Strada Statale del Sempione, 28, 20017 Rho (MI), Italy
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