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★「モクコレ2023」オンライン展が開幕 ブース展示や講演、商談も

 全国各地の地域材を活用した木材製品の展示商談会「WOODコレクション(モクコレ)2023」が1月31日と2月1日の両日、東京ビッグサイトで開催されるが、これに先立って、オンラインによる展示商談会が1月17日スタートした。
 同展実行委員会によるとオンライン展は、リアル展と同様に出展する246事業者のブースを訪問して展示をることができる。製品の検索や資料のダウンロード、リモート商談も可能。
 さらにリアル展会場で催されるステージプログラムと、オンライン限定の3講演の全16講演を視聴でき、2月17日までのオンライン展会期中はアーカイブの視聴が可能。
 オンライン展の主な内容は次の通り。
 ◆オンラインブース・オンライン商談=38都道府県、11の製品カテゴリー(製材、構造部材、内外装材、建設、家具、建具、生活/インテリア雑貨、玩具/文具、DIY材料/アウトドア関連、官公庁・各種団体、その他)から各地の国産材を使った製品を展示。
 ◆マッチングコンシェルジュ=業界に精通したキュレーターが来場者のコンシェルジュとなり、チャットやビデオ電話で出展者を紹介。
 ◆マッチング広場=来場者と出展者の交流によりビジネス領域の拡大を目指す。あらかじめ関心のある分野を登録(タグ付け)すると、ニーズに関連する来場者・出展者一覧が表示され、チャットで会話ができる。
 ◆オンライン限定講演=建築・遊具・インテリアの3分野のスペシャリストによる講演。1月31日~2月17日まで視聴できる。
 ▽「木材」の可能性を追求する―新宿みやざき館KONNEの未来(大成建設一級建築士事務所、アーキテクト・薮由香氏)
 ▽林業の未来を「木育」で切り開く(東京・森と市庭(いちば)営業部長・菅原和利氏)
 ▽世界で注目される日本の木による心地よさと、循環型木質系インテリア材の取り組み(カラーデザインファーム代表、インテリア&カラーデザイナー・網村真弓氏)
 ◆ステージプログラム・メインステージ=リアル展メインステージで開催される7講演をライブ配信後、2月17日まで視聴できる。
 【1月31日】
 ▽11時~12時「川上と川下をつなぐシステム・イノベーションで国産木材の需要拡大を目指そう」(信州大学工学部特任教授、東京大学名誉教授・鮫島正浩氏)
 ▽13時~14時「関係性をデザインする木の住まいづくり」(ビオフォルム環境デザイン室代表取締役・山田貴宏氏)
 ▽14時30分~15時30分「森と歩む」(飛騨産業代表取締役社長・岡田明子氏)
 ▽16時~17時「小さな村の大きな挑戦!」(東京さとやま木香會理事、檜原森のおもちゃ美術館館長・大谷貴志氏)
 【2月1日】
 ▽11時~12時「ウッドデザイン最前線~木のまちづくりから木の価値づくりをかたちに」(ユニバーサルデザイン総合研究所所長・赤池学氏)
 ▽13時~14時「地域の森林価値と有機的関係性をリデザインする」(トビムシ代表取締役・竹本吉輝氏)
 ▽14時30分~15時30分「対談・多摩産木材のぬくもりの中で豊かな感性を育む園舎」(みらい保育園園長・小川香代子氏、吉田建築計画事務所代表・吉田良一氏)
 ◆ステージプログラム・サブステージ=国産木材の新価値創造、新分野創造や技術を推進する事業者の紹介と出展者プレゼンテーション。ライブ配信後、2月17日まで視聴できる。
 【1月31日】
 ▽11時~12時「国産材活用のご提案―1本の木を使い切る」(丸紅木材・清水文孝氏)
 ▽13時~14時「CLTを用いた非住宅建築物の魅力と設計・施工のポイント」(銘建工業木質構造事業部直需課課長・車田慎介氏)
 ▽15時~16時「日本の里山を、おいしく循環させる」(日本草木研究所代表・古谷知華氏、同共同代表・木本梨絵氏)
 【2月1日】
 ▽11時~12時「フェアウッドを常識に~国産材、地域材を活用したものづくり」(ワイス・ワイス、コーポレートコミュニケーション部リーダー・野村由多加氏)
 ▽13時~14時「根羽村森林組合のトータル林業~森づくりから森を活かした木のある暮らしへ」(根羽村森林組合参事・今村豊氏)
 ▽15時~16時「東京の木と国産材の新たな活用を目指した、福祉作業所での木製品作りと林福連携」(kitokito代表理事・野口省子氏)
 ◇オンライン展の詳細は専用サイト
 ◇参加申し込みはhttps://mokucolle.com/jp

オンライン限定講演の薮由香氏
同・菅原和利氏
同・網村真弓氏

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