ニュース2021.11.01
オリジナル家具企画・デザイン・販売のAREA Tokyo(東京都港区)はこのほど、若手デザイナーの育成とその作品を世界へ発信するデザインコンペ「AREA Tokyo Design Award」の優秀作品2点を製品化すると発表した。
このコンペは同社が2019年にフランス・パリ店をオープンしたのを機に企画され、その第1回として20年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科インテリアデザインコースの学生20人が参加して開催された。
第1回目は、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトが1920年代に発案した「ALIENATION(エリアネーション=異化効果)」をテーマに、学生が6週間のカリキュラムで家具を製作。各分野のデザイナー・専門家による審査会で選ばれた5作品の中から、同社のデザイナーと工房により製品開発が行われ、最終的に2作品が、新シリーズ「ALIENATION」として製品化された。
◆福島拓真さんデザインのサイドボードALIENATION=緊張感のあるキュービックなボディ。ひび割れから覗く鉄紺から朱色へのグラデーションは、朽ちゆくものの美しさを表現。素材はMDF、ヒノキ、タガヤサン。サイズは幅1885×奥行き450×高さ800㍉。
◆深治遼也さんデザインのスタンドライトALIENATION=自然物と人工物の対照的な素材で構成されたミニマルなフォルム。デザインと機能が美しく融合した照明となった。素材はステンレス、ヒノキ。サイズは幅750×奥行き120×高さ1765㍉。
両作品はAREA Tokyo(東京都港区北青山2-10-18、電話03・3479・5553)で展示中。
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