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★美濃の土のブランド「MINO SOIL」の世界を表現 インドの建築設計事務所「スタジオ・ムンバイ」がインスタレーション

美濃の土とビジョイ・ジェイン氏

 美濃の土のブランドを発信する「MINO SOIL」初のプレゼンテーションが6月8日から13日までの5日間、東京・表参道の「441」(東京都渋谷区神宮前)で行われる。ムンバイを拠点に活動する建築設計事務所、スタジオ・ムンバイ・アーキテクツによる「美濃の土」にフォーカスしたインスタレーションなどが行われる。
 「MINO SOIL」ブランドを立ち上げた、岐阜県多治見市で特注タイルを製作するエクシィズと食器の専門商社である井澤コーポレーションが主催する。
 美濃の地域にある鉱山では陶磁器製作用の粘土を作るための原材料である土を採掘している。スタジオ・ムンバイのクリエイティブ・ディレクターを務めるデビッド・グレットリ氏によると「この地域ならではの土の特性や、土を採掘し粘土にする技術など、陶磁器製造が1300年続く美濃には蓄積された 多くの知識や技術がある」という。同氏は「土に対する認識を高めることからスタートしたい」とコメントしている。
 6月8日にはインスタレーションを担当したスタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェイン氏出演のオンライントークも開催される。
 スタジオ・ムンバイはインドのムンバイを拠点に活動しており、建築に人の「手の力」を取り入れることを特徴とし、人、生き物、環境に配慮した空間を独自のスタイルで構築している。日本での最初の仕事として2018年、広島・尾道の複合宿泊施設「ログ」を手掛けた。
 岐阜県の美濃地方は美濃焼など陶磁器生産の盛んな地域として知られており、食器からタイルなどファインセラミック製品まで幅広い領域をカバーしている。

影潜める土の存在
"土"の認識高めたい
ビジョイ・ジェイン氏


 わたしたちの生活の中には、陶器製のものがたくさんあります。でもわたしたちは、それが“ 土” からできているということを普段あまり意識していないように思います。美濃の地域には鉱山がいくつかあります。いくつかの鉱山では今も陶磁器製作用の粘土を作るための原材料で ある土を採掘しています。この地域ならではの土の特性や、土を採掘し粘土にする技術など、陶磁器製造が1300年続く美濃には蓄積された 多くの知識や技術がありますが、あまり広く知られていません。時代とともに、大量に安価で安定した質の製品の需要が高まる中で、そのも のづくりを支える土の存在は影を潜めてしまっていたのです。MINO SOILは美濃を拠点にものづくりを行なっていくブランドですが、原点 であり大切な資源である"土"に対する認識を高めることからスタートしたいと考えます。

ビジョイ・ジェイン 1965年インド・ムンバイ生まれ。1989年からロサンゼルスとロンドンで実務経験を積み、90年にワシントン大学で修士号取得。95年にインド帰国、ムンバイに「スタジオ・ムンバイ・アーキテクツ」を設立。2009年にフランス建築協会のサステナブル建築賞、香港デザインセンターのアジア・デザイン賞、10年に第12回ベネチア・ビエンナーレで特別賞受賞。

【プレゼンテーション概要】
MINO SOIL
"Archeology of Mino"
in Collaboration with Studio Mumbai

会期:2021年6月8日(火) - 13日(日)
開場時間:8日午後12時 ~午後5時/9日午後12時 ~午後8時/10―12日午前10時 ~午後8時/13日午前10時 ~午後5時
会場:「441」東京都渋谷区神宮前5-12-1

【オンライントーク開催予定】
AXIS Forum「原点回帰」vol.04
ビジョイ・ジェイン(スタジオ・ムンバイ)出演
日時:2021年6月8日(火)午後7時~午後8時15分
主催:AXIS
協力:MINO SOIL
*5月17日よりPeatixにて予約開始

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