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★感染対策製品を紹介サイトで紹介 日本能率協会HOSPEX緊急企画  病院・介護施設に情報提供

HOSPEX Japan感染対策に関する製品情報サイト
感染対策製品の掲載例

 日本能率協会(JMA、中村正己会長)は5月25日、医療福祉機器・設備に関する専門展示会「HOSPEX Japan」の緊急企画として「HOSPEX Japan感染対策に関する製品情報サイト」(http://clk.nxlk.jp/on2E4K9U)を開設、病院・介護施設に向けて院内感染対策製品の情報提供を開始した。サイト開設期間は6月30日まで。

関連メーカーから情報募る

 JMAによると、同情報サイトは病院・介護施設関係者を対象に公開され、閲覧者は感染対策製品の仕様詳細、納期、ロット、販売方法、製品パンフレットデータ、提供事業者の連絡先などの情報を確認できる。
 25日の公開時には、個人防具、PPE(マスク、手袋など)▽空調設備、クリーンルーム設備▽給排水設備、廃棄物処理設備・機器▽飛沫・接触防止▽除菌・殺菌・抗菌・消毒▽滅菌・洗浄▽病院・介護施設サポート、非常時対応▽給食設備関連―の8ジャンルに分けて、80社160製品の情報が掲載された。
 同協会では、HOSPEX展に過去来場した病院・介護施設関係者への定期的な掲載情報発信を通じて、病院・介護施設と製品提供事業者の出会いを創出し、安心安全な医療・福祉環境の実現と産業の振興に貢献するとしている。
 今後は引き続き掲載製品を募集し、6月末まで順次情報を追更新していく予定。掲載希望者は無料で製品情報を掲載することができる。

備品供給先の確保が課題

 HOSPEX展事務局は「新型コロナウイルス感染症の対応における問題点」について、4月末から5月中旬にかけて病院・介護施設を対象にアンケートを実施、82人から回答を得た。
 その結果「個人防護具が安定供給されていない」「普段付き合いのある事業者だけでは対策備品が枯渇しており、新規事業者の当たり先がない」「感染者が使用した医療資材の処理や食事の下膳、動線の区分けなど、間接的に接触する懸念がある」といった回答があり、対策箇所の強化、複数の備品供給先の確保が喫緊の課題であることが明らかになったという。

 一方で、関連機器メーカーなどからは、商流や販路が掴めず医療現場に提供する方法が分からないなどの問い合わせが寄せられていたことから、今回の感染対策製品・サービスWEBサイトを新設したもの。
 問い合わせは、日本能率協会産業振興センター「HOSPEX Japan」事務局(電話03・3434・1988、メール hospex@jma.or.jp)。

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