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★在宅ワーカー「やってはいけない」と思いつつネット閲覧も コクヨがテレワークの実態調査

 コクヨ(大阪市東成区)は、今年4月に実施した「在宅勤務中の意識と行為に関する調査」の結果をこのほど公表した。それによると在宅ワーカーは①在宅勤務中にやってはいけないと思いつつ「WEBサイトやアプリの閲覧」をしたことがある人が多く②約半数の人が音楽をかけている③休憩時間を料理などの家事に充てる人が多い④在宅勤務中に我慢していることは「昼寝」―などの実態が明らかになった。
 この調査は在宅ワーカーのオン・オフに対する意識や行為実態を明らかにするため、今年4月25日から27日に全国の20代~50代の男女310人を対象に同社のWEBメディア「在宅百科」を通じてアンケート調査を実施したもの。調査結果は次の通り。
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 在宅ワーカーが休憩時間にやっていることでは「WEBサイト・アプリを見る」が72・6%。次いで「料理」が63・5%。「洗濯」61・0%、「掃除」59・0%、「その他の家事」59・1%)」で、約6割の人が家事をしたことがあると回答した。これについて同社では、休憩時間に家事をすることで、勤務時間後の可処分時間を増やそうという意識があると見ている。
 そのほか「テレビや動画を見る」60・3%、「個人のSNSを見る」53・9%、「ECサイトで私物を購入する」50・0%などが多く、いずれも出社時には行いにくいことが、在宅ワーカーにとっては気分転換になっているようだ。
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 在宅ワーカーが勤務中にやったことがあることで最も多かったのが「WEBサイト・アプリを見る」で53・9%。そのうち“やってはいけない”という罪悪感のある人は半数以下だった。
 次に多かったのが「音楽をかける」45・5%で、これは“やって良いこと”と考えている人が多数を占めた。オフィスでは音楽をかけながらのワークはコミュニケーションの障壁になってしまう一方で、自宅においては作業効率を上げるための手段として音楽をかけている人が多いと考えられるという。
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 同社では調査結果について、新型コロナウイルスの位置付けが5類に変わり、在宅勤務・テレワークの働き方を継続する企業も、出社に復帰する企業もそれぞれあるが、在宅ワークにおける生産性や労務課題は今後も継続して注目されるとしている。
 ◇調査の詳細は在宅百貨

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