プラスチック日用品メーカーのリス（岐阜市神田町）は12月16日、高性能吸音パネル「テクセルセイント」をオフィス用にアレンジした音響改善商品「ＲＥＭＵＴＥ」シリーズを２０２１年１月15日から販売すると発表した。
　同社によると、テクセルセイントはハニカムパネルの表層に微細な孔を開けることで、音を反射させにくい吸音効果特性を持つ軽量吸音パネルで、同社グループの岐阜プラスチック工業が製造販売している。リスでは、テクセルセイントの優れた吸音性能に着目し、オフィス用としての商品開発を推進してきた。
　新製品は、新型コロナウイルスによるリモートワーク環境の改善のためのニューノーマル商材として次の３タイプを投入する。
　①オフィスフロアに小部屋を設けるブースタイプは、簡易デスクを置いて使用できる「ＲＥＭＵＴＥ吸音ブース」と、立ったまま使用するのに適した「ＲＥＭＵＴＥ吸音ブーススタンド」の２種がある。ＷＥＢを用いたリモートワークでマイクのハウリングやエコーが発生しにくいことや、組み立てが簡単で設置料が不要なのが特長。
　このほか吸音ブース入口に置いて吸音効果を高めるオプション品として「ＲＥＭＵＴＥ吸音ブース用ウォール」が用意されている。
　②デスク上に設けて吸音できる「ＲＥＭＵＴＥ卓上吸音ボックス」は折り畳み式の吸音ボックス。持ち運びが可能で、フリーアドレス環境に適している。
　③自由にスペースを設定できる「ＲＥＭＵＴＥ吸音パーティション」は、高さ約１９０㌢のハイパーティションで、グループＷＥＢ面談や商談スペースに適している。キャスター付きで移動が容易なのが特長。