ニュース2020.10.09
関西ペイント(大阪府中央区)は10月5日、漆喰塗料の新型コロナウイルスに対する不活化実証試験の結果、きわめて短時間で不活化効果を示すことを確認したと発表した。
同社によると、試験は長崎大学感染症共同研究拠点の安田二朗教授と同社が共同で実施。漆喰塗料に接触させた新型コロナウィルスは、わずか5分で99・9%以上の不活化効果を示したという。
同社は2016年に不織布や紙などに塗布可能な高柔軟性漆喰塗料を開発。同年、安田教授と共同でウイルスの不活化実証実験を行い、代表的なノンエンベロープウイルス1種類、エンベロープウイルス3種類の全てに効果があることを実証している。
安田二朗教授は「2016年の実証試験の結果から、新型コロナウイルスでも良好な抗ウイルス効果が確認できるものと考えていたが、今回、5分という短時間で99・9%以上の高い不活化効果が確認できたことは漆喰塗料の潜在能力の高さを感じた。さまざまなものに塗布できるため汎用性が高く、特に医療分野などでの衛生環境の向上に期待がもてると思う」とコメントしている。
関西ペイントでは今後、既存の建築塗料分野に加え、幅広い分野で、さまざまな抗ウィルス商材を展開していくとしている。
ニュース2025.09.12
★カンディハウス、イトーキと北海道産材を全国展開 2026年の製品化目指す
ニュース2025.09.10
★タンスのゲン、コストパフォーマンスに優れた電動昇降デスク発売
ニュース2025.09.08
★「劇場型」コラボスペース発売 くろがね工作所、オフィスの創造的な対話促進
ニュース2025.09.05
★再生皮革で新作ソファ 関家具、CRASH GATEから2製品発売
ニュース2025.09.01
★世界一のレストランを目指せ 家具工房KOMA、新作椅子への取り組み
ニュース2025.08.29
★マルニ木工〝地産地消サウナ〟に挑戦 熊野亘氏デザイン、国産ヒノキ材を使用
ニュース2025.08.27